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ガーラ・グランディ木場不買運動

江東区東陽のガーラ・グランディ木場や赤羽橋のガーラ・プレシャス東麻布は隣接地境界スレスレの約50cmに建設する悪質な投資用ワンルームマンションです。 ガーラ・グランディ木場は休日祝日無視で作業する突貫工事です。突貫工事は建物の品質もいい加減になりがちです。 https://sites.google.com/site/boycottfjnext/ ガーラ・グランディ木場の仮囲いは粗末である。近隣住民の工事被害を防げるものになっていない。 http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/gala.html ガーラ・グランディ木場は自然破壊である。実需とは関係なく、迷惑勧誘電話で無理やり売りつけるために自然が破壊され、醜悪なマンションが建設されることはやり切れない。 https://sites.google.com/site/boycottfjnext/nature

February 11,2012

● 『サバンナゲーム』格差社会の犠牲者がヤンキーを殺害する爽快

黒井嵐輔『サバンナゲーム ~始動~』(小学館)はモバゲーの小説コーナーで人気となった作品である。バトル・アクション、現代のテクノロジーを超えた武器、ファンタジー世界の超自然的能力、歴史上の人物の活躍とエンターテイメントの数多くの要素が詰まった作品である。

主人公はワーキングプアのフリーターである。「飯を食うために働き、今を生きることに必死な日常」(6頁)を送る格差社会の犠牲者である。それが日本国中を巻き込む殺人ゲーム・サバンナゲームの開催によって、非日常の世界に突入する。

かつて赤木智弘の論文「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」が格差社会の犠牲者の心理を率直に表明したものとして反響を呼んだ。『サバンナゲーム』にも貧困や格差に苦しむ人々が絶望的な毎日から抜け出すために破壊的な事態に希望を求める心理が現れている。

『サバンナゲーム』は人殺しのゲームであり、残虐な描写も存在する。アニメ化も決定されたが、『バトルロワイヤル』に対するものと同じような道徳的な非難が寄せられかねない。救いは主人公達が序盤で殺害する敵がヤンキーであることである。ヤンキーは「いかにも不良じみた風体」(71頁)で、主人公達に絡む社会のクズ的な存在として描かれている。

主人公達にも殺しを楽しむ残虐な気持ちが芽生えるものの、相手がヤンキーであるために主人公側に感情移入できる。また、主人公側も「こいつらと同じ人種になってしまう」(77頁)と自分達を戒めており、ヤンキーとは明確に区別されている。

後半に入ると真に倒すべき敵が浮かび上がってくる。しかし、本書はタイトルに『始動』とあるように導入部で終わっている。続編に大いに期待する。(林田力)
http://www.honyaclub.com/shop/g/g12611846/
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林田力の書評

↑   by 林田力 at 22:55 | comments(0) | trackbacks(0)

January 27,2012

● 『女教皇ヨハンナ』下巻

ドナ・クロス著、阪田由美子訳『女教皇ヨハンナ』はカトリックの歴史から抹殺された男装の女性教皇を主人公とした歴史小説である。カール大帝没後の不安定なフランク王国を舞台に主人公ヨハンナの誕生から物語が始まる。

ヨハンナの知性が素晴らしい。伝統的な神学ではエバはアダムを唆して楽園追放となったため、女は罪深い生き物とされる。これに対してヨハンナは、エバの勧めでリンゴを食べたアダムよりも、自らの好奇心でリンゴを食べたエバに優位性を与える。神学の土俵に乗っかった上で反論している。相手の話を聞かず自分の考えだけが唯一絶対として一方的に押し付ける愚か者の対極に位置する。

タイトルや紹介文から中世ヨーロッパの政治史を期待するが、上巻はヨハンナの少女時代に費やされ、陰謀渦巻くローマ教皇庁での権謀術数は描かれない。僅かにローマを舞台した別の物語が挿入されるが、上巻では本編との関連は謎のままである。

代わりにヨハンナのような知識欲ある女性を抑圧する中世キリスト教社会が強調される。まさに暗黒の中世である。キリスト教の思想が個人の尊厳と両性の平等を損なう家父長制の根拠として利用された実態が描かれる。

但し、キリスト教が本質的に家父長的であるというような現代人感覚での早急な断罪を下してはいない。社会の大勢にはなっていないが、主人公や良心的な学者は不合理を疑う理性も神が人間に与えたものと理性をキリスト教イデオロギーと両立させる。

中世とルネサンスは対照的に位置づけられがちであるが、近年では中世の豊かさが再評価されている。『女教皇ヨハンナ』は中世にルネサンスの思想的萌芽が存在したことを浮き彫りにする。

ようやく下巻でローマが舞台になる。教皇庁は権謀術数渦巻く場所であるが、ヨハンナに上昇志向はない。それが物語を爽やかなものにしている。対立相手も登場する。卑劣な攻撃を繰り返すが、それでも教養ある人物として描かれる。当然のことながら、悪徳不動産業者を描いた『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』とはタイプが異なる。主人公にとっての敵は特定の個人や勢力ではなく、女性を抑圧する社会であった。(林田力)
http://www12.atpages.jp/~hayariki/haya/hayariki1.htm

林田力の書評

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January 21,2012

● 『最後の証人』下巻はスピードアップ

金聖鍾(キム・ソンジョン)著、祖田律男訳『最後の証人』(論創社、2009年)は韓国のミステリー小説である。著者は韓国ミステリー界の巨匠的存在であるが、『最後の証人』は長編推理小説のデビュー作である。イ・ドゥヨン監督により1980年に映画化された。韓国ミステリー史上、最高傑作との評価もある。

『最後の証人』は1970年代の韓国を舞台に殺人事件の謎を明らかにする物語である。事件の背後には朝鮮戦争中の悲劇が浮かび上がる。醸造場経営者ヤン・ダルスの遺体が発見され、オ・ビョンホ刑事が事件を担当する。

朝鮮戦争の停戦から20年あまりの歳月が流れたあとにも、決して癒えることのない悲劇的な傷痕は残る。その深く巨大な悲劇の根源を直視しようとする小説である。それは絶望を覚えるものであるが、焼け野原から経済大国にしてしまう前に進むことしかできない非歴史的な発想よりも健全である。

警察の見込み捜査の罪深さが印象的である。歴史に翻弄された悲劇では片付けられない社会悪が存在する。警察の人権侵害はプライバシーを害する強引な聞き込みや証拠物の入手など主人公の刑事も例外ではない。これは現代にもつながる日本警察の欠陥であり、日本の植民地支配の負の遺産である。

下巻に入ると展開がスピードアップする。上巻までは展開が遅く、内容の重苦しさをあって退屈に感じた読者も皆無ではないだろうが、我慢して下巻まで読み進めれば報われる。最後の方になると事件は解決に向かうにも関わらず、被害者側の人間の死が相次ぐ。ここまで物語として被害者側の人間を死なせる必要があったのか、やり切れなさを感じるが、ラストを読めば物語としての完成度を実感する。(林田力)
http://hayariki.v-kei.net/
 

林田力の書評

↑   by 林田力 at 22:51 | comments(0) | trackbacks(0)

January 20,2012

● 『女教皇ヨハンナ』上巻、女性を抑圧したキリスト教の家父長的性格

ドナ・クロス著、阪田由美子訳『女教皇ヨハンナ』はカトリックの歴史から抹殺された男装の女性教皇を主人公とした歴史小説である。カール大帝没後の不安定なフランク王国を舞台に主人公ヨハンナの誕生から物語が始まる。タイトルや紹介文から中世ヨーロッパの政治史を期待するが、上巻はヨハンナの少女時代に費やされ、陰謀渦巻くローマ教皇庁での権謀術数は描かれない。僅かにローマを舞台した別の物語が挿入されるが、本編との関連は謎のままである。
代わりにヨハンナのような知識欲ある女性を抑圧する中世キリスト教社会が強調される。まさに暗黒の中世である。キリスト教の思想が個人の尊厳と両性の平等を損なう家父長制の根拠として利用された実態が描かれる。
但し、キリスト教が本質的に家父長的であるというような現代人感覚での早急な断罪を下してはいない。社会の大勢にはなっていないが、主人公や良心的な学者は不合理を疑う理性も神が人間に与えたものと理性をキリスト教イデオロギーと両立させる。
中世とルネサンスは対照的に位置づけられがちであるが、近年では中世の豊かさが再評価されている。『女教皇ヨハンナ』は中世にルネサンスの思想的萌芽が存在したことを浮き彫りにする。(林田力)
http://hayariki.or-hell.com/
林田力『こうして勝った』
http://hayariki.blog.so-net.ne.jp/
林田力アニメ
http://hayariki.anime-japan.net/

林田力の書評

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January 18,2012

● 橘匠講演会:激動の2012年! 我々はどう生き抜くべきか

ネットメディア「真相JAPAN」主幹の橘匠氏の講演会「激動の2012年! 我々はどう生き抜くべきか」が2012年1月14日に東京都渋谷区で開催された。混乱を招く情報がTVや本、インターネット上で溢れている中で、それらを一端捨て、活力が湧き、元気が出る橘氏の生メッセージを伝える。

空調設備の不調で会場を変更するアクシデントが発生したものの、熱気あふれる講演会となった。「パワーポイントを使用してカチカチ話すことはできない」と語る橘氏はマイペースなスタイルで講演した。

橘氏は科学と経済、そして取材を重んじる立場である。たとえば植草事件を冤罪と言い切るのはおかしいと指摘する。冒頭では警察の腐敗を描いた津田哲也『脳を食む虫』を紹介した。また、武富士を追及する三宅勝久氏など気骨あるジャーナリストを紹介する。小室直樹氏は数学の天才で、文章も階層的で読みやすい。林田力についても東急不動産を追い詰めた『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の著者として紹介した。

「陰謀論」は危ない代物である。頭をつっこむと詐欺に引っ掛かる。何でもかんでも「ロスチャイルドが悪い」「ユダヤ資本が悪い」と責任転嫁する。反省がない人生はダメ。普通の人以下になってしまう。似非宗教になる。

立川談志氏ら昭和の豪傑が亡くなってしまった。空手家の真樹日佐夫氏は豪快な人物である。亡くなってしまったならば会うことはできないため、会いたい人には会っておかなければならない。
http://hayariki.net/hayariki1.htm

林田力の書評

↑   by 林田力 at 23:57 | comments(0) | trackbacks(0)

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『東急不動産だまし売り裁判』著者
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林田力(はやしだりきHayashida Riki)は漫画・ドラマ・書評・不動産・裁判・住民運動・市民運動などジャンルを問わず活動中。著書に『こうして勝った』(ロゴス社、2009年)。東京都世田谷区の二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住民被害や反対住民運動を詳細に紹介し、「世田谷問題を精力的に取材されているネット・ジャーナリスト」と評される。
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