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ガーラ・グランディ木場不買運動

江東区東陽のガーラ・グランディ木場や赤羽橋のガーラ・プレシャス東麻布は隣接地境界スレスレの約50cmに建設する悪質な投資用ワンルームマンションです。 ガーラ・グランディ木場は休日祝日無視で作業する突貫工事です。突貫工事は建物の品質もいい加減になりがちです。 https://sites.google.com/site/boycottfjnext/ ガーラ・グランディ木場の仮囲いは粗末である。近隣住民の工事被害を防げるものになっていない。 http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/gala.html ガーラ・グランディ木場は自然破壊である。実需とは関係なく、迷惑勧誘電話で無理やり売りつけるために自然が破壊され、醜悪なマンションが建設されることはやり切れない。 https://sites.google.com/site/boycottfjnext/nature

June 23,2018

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March 15,2018

● タラント氏の事件簿

C・デイリー・キング著、中村有希訳『タラント氏の事件簿』(創元推理文庫、2018年)は、20世紀前半のアメリカを舞台とした推理小説の短編集である。一見すると超自然的現象と思われる事件を扱う。
トレヴィス・タラントが探偵役で、ジェリー・フィランが視点人物というホームズとワトソンのシステムになっている。タラントは趣味が良い。金額と味が比例するという拝金主義者の浅ましい考えを否定する。「このブランディだが、大々的に宣伝されている有名ブランドの酒よりずっと安価なのに、ブランディというものをよく知っている人が作って、酒の良し悪しなどわからないアメリカの市場にはおろしていないものなんだよ」(361頁)。
フィランはワトソンよりも良くも悪くも人間臭い。フィランは好き嫌いの激しい人物で、第一印象で相手を嫌いになることもある。しかし、タラントに対しては最初の出会いが最悪のパターンであるにも関わらず、好感を持つようになる。ここには人間の相性の不思議さがある。
本書の中でフィランは結婚する。その妻はフィランの言うことに耳を貸さない時でもタラントの説得には応じる(153頁)。それでもフィランは腹を立てず、タラントに好感を抱いている。よほど相性が良いのだろう。
一方でフィランは妹メアリがタラントを評価すると腹を立てている(183頁)。フィランは妹の良さを分かっていない。妹は、かなり兄の世話焼きである。現代日本のライトノベルの妹キャラのような存在である。渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の比企谷小町のようである。それが戦前のアメリカの推理小説に登場するとは驚きである。
また、ワトソンはホームズの助手という面があるが、タラントには日本人執事のカトーが助手になる。このカトーは日本政府のスパイとしてアメリカにいる設定である。やがて第二次世界大戦になる国際情勢を反映している。
このカトーの話し方は少しおかしい。物語内の中国人の日本語「何々アルよ」に似ている。日本人の中には外国人のたどたどしい日本語を面白がる風潮があるが、外国では逆に日本人がたどたどしいと思われることもあるだろう。自国中心ではなく、相互主義の感覚が大切である。
推理小説には名探偵の仕事は殺人事件を解決することであって、殺人事件を阻止することではないとの皮肉が寄せられる。殺人事件が起きてから謎解きするよりも、殺人事件を阻止する方が優秀であるが、それでは推理小説が成り立たないという構造的な問題がある。
本書の「釘と鎮魂曲」も、それに属する。ここで第一に責められるべきは警察の無能である。そこは明確であるが、タラントも全ての謎を解き終えてはいなかった。タラントは謎解きに時間がかかったことを後悔している。納期感覚を持たない無能公務員とは異なる。失敗の自覚を持つところに、むしろタラントの有能さを感じた。
警察官ではないタラントが活躍する物語であるため、本職の警察官は事件解決に役立たないことが多い。それどころか依頼人の中には「あんな連中、近寄るのもぞっとする」と警察を毛嫌いする人もいる(211頁)。タラントには「まったくくだらん、役所の縄張りだの面子だの」と官僚主義に辟易する発言もある(377頁)。
警察が役に立たないことは物語の構造上当然であるが、警察は人気のない場所での殺人事件の通報者(飲酒運転していた)を被告にしないだけの分別は持っている(169頁)。また、自分の逮捕が誤認逮捕ではないかと気に病み、憔悴する警察官も登場する(390頁)。
日本の警察ならば見込み捜査で自白を強要して犯人に仕立てあげそうである。英米の警察小説を読むと被疑者の人権の点は日本よりも進んでいると感じることが多い。日本ではアングロサクソンの法体系を弱肉強食的と否定的に捉える見解があるが、むしろ学ぶところが多い。
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林田力の書評

↑   by 林田力 at 23:07 | comments(0)

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『東急不動産だまし売り裁判』著者
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林田力(はやしだりきHayashida Riki)は漫画・ドラマ・書評・不動産・裁判・住民運動・市民運動などジャンルを問わず活動中。著書に『こうして勝った』(ロゴス社、2009年)。東京都世田谷区の二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住民被害や反対住民運動を詳細に紹介し、「世田谷問題を精力的に取材されているネット・ジャーナリスト」と評される。
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